はじめに
この記事では、初めてWordPressサーバを建てるにあたって、ConoHa Wingというサービスを利用して超簡単に構築できた!という内容を記載していきます。
ConoHa WINGとは
ConoHa WingはGMOインターネットが運営する、2018年に提供開始されたレンタルサーバーサービスです。
GMOインターネットは、ほかにも「お名前.com」や「GMOグローバルサイン」などのインターネットサービス運営する企業です。特に日本におけるドメイン管理サイトでは、お名前.comが圧倒的シェアを誇っており、Web業界に関連する方なら間違いなく知っている企業だと言えます。
そんなGMOインターネットが新しく始めた、WordPress利用者向けに特化したレンタルサーバーサービス、と言えます。
WordPress環境構築に必要なもの
従来の自前ブログ開設までの準備作業
従来、一からWordPress環境を構築するためには、大まかに以下のような作業が必要でした。
- サーバーを用意する
- ドメインを取得する
- サーバーとドメインを紐づける
- サーバーにWordPressをインストールする
- サーバーにSSL証明書を導入する
- WordPressの設定を行う
仕事上、これらをある程度操作や管理する機会があったりするので、なんとなく仕組みはわかるのですが、全くWebに触れたことがない人がこれを理解しようとすると、まずどこかで躓くと思います。
ConoHa Wingを利用すると…
Conoha Wingでは、うえで上げた作業のうち、
- サーバーを用意する
- ドメインを取得する
- サーバーとドメインを紐づける
- サーバーにWordPressをインストールする
- サーバーにSSL証明書を導入する
- WordPressの設定を行う → 最後に自分で実施
までを、契約と(ほぼ)同時に実施してくれます。面倒な作業は必要なく、申し込みを行うだけで、基本的なWordPressサーバーが構築され、使える状態で手元に届くのです。
正直、初めてこの手のサービスを利用してみたのですが、あまりのお手軽さにびっくりしました。
Conoha Wingでのサーバー稼働開始方法
必要なステップ
WordPressを載せたサーバーの構築に必要なステップは以下の通りです。
- ConoHaアカウントの作成
- プラン、期間の選択
- WordPressかんたんセットアップの設定
- お客様情報の設定、SMS本人認証
- 支払い情報の設定
- 完了通知
もう、通販で何か物を買うのとほとんど同じ感覚ですね。
ConoHaアカウントの作成
以下のリンクから、Conoha Wingの申込ページにアクセスします。
初期費用無料!最低利用期間無し!国内最速・高性能レンタルサーバー【ConoHa WING】
「今すぐお申込み」から、新規アカウント作成を行ってください。
メールアドレスとパスワードを登録すると、記載したメールアドレスに登録用のリンクが送付されますので、遷移してログインします。
プラン、期間の選択
ログイン後、「サーバー追加」からサーバーを新規追加します。
今回は上のタブで「WING」を選び、契約期間とプランを選びます。
プランはひとまず「ベーシック」でよいと思います。もしサイトの発展に応じてよりスペックが大きいプランにしたい場合は、途中で変更も可能です。
初期ドメインやサーバー名もこちらで設定します。
初期ドメインは「.conohawing.com」ドメインでの設定になりますが、これは後で独自メインを使う設定にするので、かぶらないドメイン名であれば何でもよいと思います。
サーバー名も後ほど使うことはほとんどないので、初期設定でも構いません。複数サーバーを建てる場合はわかりやすい名前にしておきましょう。
WordPressかんたんセットアップ
下にスクロールして、WordPressかんたんセットアップを設定します。
これを設定することで、なんとサーバー構築と同時にWordPressが使える状態でセットアップされちゃいます!
セットアップ方法は、今回は新規でWordPressを構築するので、「新規インストール」を選択します。
独自ドメイン設定項目ですが、ここで今回構築するWordPressに外からアクセスするドメイン名を設定します。自分のサイトの看板となるドメイン名を設定してください。
WordPressユーザー名/パスワードは、インストール後のWordPress編集画面にログインするための、初期ユーザーの情報を登録します。
初期ユーザーは管理者ユーザー1名だけの登録で、複数人で編集する場合は後から管理者からユーザーを追加することになります。
テーマについては、僕は今回無料の「Cocoon」をインストールしましたが、テーマなしの状態でインストールすることも可能です。
後から好きなテーマを設定することも可能ですので、まずはWordPressをセットアップすることを優先させました。
支払い方法の設定
サーバーの設定が完了したら、支払い方法を設定します。
一般的な通販サイトで、支払いカード登録を行うのと同じ要領ですね。
決済が完了すると、サーバーの構築が始まります。
ものの数分でサーバーの構築は完了し、サーバー上にWordPressが構築され始めます。
こちらもすぐに完了します。
こんな画面が表示されれば、サーバーとWordPressの構築は完了です。
選択肢を確認しながら進めたので10分くらい掛かったような気がしますが、手順さえ知っていれば5分とかからずに構築が完了すると思います。
構築後の設定
SSL化設定
最低限これだけは実施しておきたいところです。
立ち上げただけのWordPressは初期設定のままなので、httpで通信される設定となっています。
これを、SSL証明書をWebサーバーに入れて、暗号化されたhttpsの通信でアクセスできる設定としておきます。
文字で書くとなんだか難しそうですが、これも管理画面から設定を一つ変更するだけで対応できてしまいます。
構築されたサーバーを選択し、「サイト管理」→「サイトセキュリティ」→「無料独自SSL」をONにします。これだけです。
この画面は既に設定が有効になった後の画面ですが、この設定だけは設定をONにしても、有効化されるまではしばらく時間がかかります。
僕の場合は夜に設定を行い、1時間くらい経っても処理中だったので、翌朝確認すると無事に有効になっていました。
WordPress上の初期設定
続きは別の記事で順に書いていきたいと思います。
具体的には、以下の設定を行いました。
- マルチサイト化の設定
- ユーザーの追加
- プラグインの設定
- レイアウト設定
- カテゴリ、タグ設定
公開できたらリンクを掲載予定です。
他のレンタルサーバーの選択肢
今回利用したConoha Wingは、前でも述べた通り、
- サーバー構築
- ドメイン取得
- WordPressのインストールする
- SSL証明書の導入
までをすべてセットで行え、月額1,000円前後で利用可能な、非常にお手軽なサービスになっています。
また、ほかのサーバーに比べ、WordPressを表示する際の速度が速いといわれています。
この内容で十分安いとは思うのですが、それぞれの管理を別々で行って紐づけることで、もう少し安く費用を抑えて運用することはできると思います。
今回はもっとも簡単そうなConoha Wingでサーバー構築してみましたが、12か月単位での契約にしたので、契約更新のタイミングまでにより良い管理方法などを検討して、別のサーバーに移ったりするのも手段ですね。
自分の勉強のための費用と思えばそれほど高い金額ではないですが、その労力と月額1,000円のコストとの比較かなと思っています。
もっとも、WordPressのコンテンツをより充実させていくことが先決ですね。
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