だんだんと移動規制が緩和されてきて、海外旅行が解禁になったり、県を跨いでの移動が寛容になってきましたね。
移動機会も増えてくると思いますが、皆さんはどの交通機関を利用されますか?
車?電車?新幹線?それとも飛行機?それぞれ行く場所、人数などによって利用する交通機関も変わってくると思います。
そんな中で今回は飛行機に乗務しているCAさんは何をしているのかについてお話したいと思います。
というのも実は私は国内線の客室乗務員として8年ほど働いてました。たった8年ではありますが、「CAになりたい!」と思って入社した私ですら考えを覆されるような業務を客室乗務員をしているのです。
今回の記事はこれから航空業界を目指す方たちはもちろん、今まで何となしに飛行機に乗っていた方々が今度飛行機に乗った時に「今CAさんはこういうことしてるのかな?」とちらっと思っていただけるような内容になればと思います。
まず、客室乗務員の一番大切な業務って何だと思いますか?時間ぴったりに出発、到着すること?お客様に飲み物を配ること?お客様の荷物を収納すること?もちろんどれも業務の中の一部ですし、とても大切なことです。でもそれよりももっと大切なことがあります。
それは…
保安業務です!!
もし万が一のことがあった場合、客室の統率を取るのは客室乗務員です。
考えてみてください。緊急事態が起きた時にあたふたしてる客室乗務員がいたらどう思いますか?私だったら「この人で大丈夫なのかな…」と心配になります。
そうならないためにも客室乗務員は厳しい訓練を受けています。また、緊急事態に備えるだけでなく、日頃から挙動がおかしい人がいないか等常に目を光らせています。
昨今いたるたころでマスク着用をお願いされ、何度か機内でマスク着用を拒否してニュースになることがありましたが、基本的に客室乗務員の指示に従わないことは航空法に違反します。でもそれは全て安全に飛行機を運航させる為であり、客室乗務員はその安全を守る為にいるのです。安全を守る為であればいつもの優しい対応から一転、強気な対応をしないといけないこともあります。
実際私も何度か機内の規律を乱すようなお客様に対してはっきりと物申したこともあります。でもそれは全て安全に運航させる為であり、何かあってからでは遅いのです。その為に客室乗務員は常に周りをよく見て、神経を尖らせています。
と、これだけ聞くととても怖い印象があるかもしれませんが、客室乗務員もプロです。お客様の前に出る時は笑顔を心がけていますし、接客をすることも業務の一つなので、困ったことなどがあればもちろん声をかけていただいて構いません♪
飛行機は他の公共交通機関と違って特殊な乗り物です。乗り慣れていなければ不安なこともあるかと思いますが、地上ではグランドスタッフ、グランドハンドリング、整備士、運航スタッフが、機内では機長、副操縦士、客室乗務員がお客様を安全に目的地にお運びできるよう全力を尽くしてますのでどうぞ安心して空の旅をお楽しみください!!
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