購入の経緯
先日、Microsoft Surface Go 2を購入してみました。
我が家には別でノートPCがあり、これも外出用にはとても軽くてスペックも申し分ないのですが(これもおいおい記事にしたいと思っています)、車でタブレットとして使いたかったこと、外出先でのWi-Fi環境に苦労することがあり、SIMを挿入できる端末で、2in1(タブレットとしてもPCとしても利用できる)端末を探していました。
今回、中古で購入したのですが、本体(Surface Go 2 LTEモデル)、純正タイプカバー、純正タッチペンのセットで60,000円強と、大変お買い得に購入できました。
Officeは付属していなかったり(必要なかったので問題なし)、現在は新モデルの Surface Go 3が出ているので単純比較はできませんが、新品でそろえると10万円くらいはしそうですね。
開封
届きました。これに加えてタイプカバーもあります。
タイプカバーをつけてみるとこんな感じです。
本体後ろのヒンジを開いて立てかけます。
画面は10.5インチなので、普通のiPad(10.2インチ)とほぼ同じサイズですね。
中古品だったので、一通り動作の確認をしてみましたが問題ありませんでした。
充電器は独自端子のACアダプターが付属していました。
USB-CのPD宮殿にも対応しているので、付属の充電器は自宅での充電用として、持ち歩き用には別途用意した窒化ガリウム充電器とUSB-Cケーブルを利用したいと思っています。
eSIMの設定
さて、OSのセットアップも一通り完了したので、eSIMの設定を行いました。
ここからはWindows 11に、現在楽天モバイルで契約しているeSIM回線を設定していきます。
WindowsでのeSIM設定は、参考にした記事などでは殆どがWindows 10での設定で、11の記事はあまり見かけなかったのですが、設定から辿っていけば特に問題なく設定できたので、メモとして記載していきます。
楽天モバイルでの設定
私の場合、既に楽天モバイル回線を契約していたのですが、予備回線としてスマートフォンにeSIMを設定したままほとんど利用しない状態が続いていましたので、今回この回線を利用したいと思います。
既にeSIMを利用して回線を使用しているので、下記のサイトを参考にしてeSIMの再発行申請を行います。
https://network.mobile.rakuten.co.jp/faq/detail/00001406/
申請を行うと、既に設定した回線は無効になります。
my 楽天モバイルアプリから回線を選択し、「開通用QRコード表示」を行います。
楽天モバイル側の設定はこれで完了です。
Windows 11側の設定
続いてWindows側の設定です。こちらがメインになります。
まず、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「携帯電話」で、「SIM2」を選びます。
「SIM1」が物理SIMスロット、「SIM2」がeSIMスロットのようです。
下にスクロールし、「eSIMプロファイル」を選択します。
また携帯電話通信の設定を「Wi-Fiの状態が悪い場合」としておくと、Wi-Fi環境ではWi-Fi通信が優先され、Wi-Fi環境がない時のみLTE通信するようになります。
「プロファイルの追加」を選択します。
「携帯電話会社から提供されたアクティブかコードを入力する」を選択します。
カメラが起動するので(画像略)、my 楽天モバイルアプリで表示したQRコードを読み込みます。
読み込みが完了したあと、プロファイルをダウンロードします。
ダウンロードが完了すると、プロファイルを認識して通信可能になります。
「使用」を選択してアクティブ化すると、通信されます。
以上で完了です。
Windowsのタスクバー アイコンで、LTE通信が成功していることが確認できます。
Surface Go 2の使用感
さて、無事に設定も完了したので、暫く使用してみた使用感を簡単に記載したいと思います。
持ち運びやすさ
重量は本体+タイプカバーで815g、充電器が135gです。
10.5インチの本体サイズなので、大きさと比べると少し重く感じることもありますが、許容範囲です。
充電器は少し重いので、持ち運び用には別会社の小型充電器を使いたいと思います。
手持ちにはRAVPOWERの65W充電器があるので、当面はこちらを使います。
こちらの充電器は、サイズこそ少し小さいものの、ケーブルを含めた重さは付属の充電器とほぼ同じです。
しかしながら、65Wでの急速充電ができることと、USB-Aの充電ポートも付属しているのでスマートフォンとの同時充電もできます。(同時接続時は45W+18Wになります)
とりあえずこの1台だけ持っていれば、手持ちの機器のほとんどは充電できるので、おススメです。
価格:4,860円 |
ただし、SurfaceのUSB Cポートの充電は、起動時でないと充電されない仕様になっているようなので、注意が必要です。シャットダウン中にUSB Cポートに充電ケーブルをつないでおいても、充電されないようです。
スペック・動作
購入したSurface Go 2の主なスペックです。
CPU | Core m3-8100Y |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 128GB SSD |
CPUはCore m3-8100Yで、モバイル用のCPUとなっています。
詳しいベンチマーク等は下記サイトを参考にしてください。
モバイル用ですので、当然重たい作業には向かないですが、Web閲覧や書類作成等の軽作業を行う分には十分なスペックだと感じました。
メモリも8GBでモバイル用途としては必要十分です。
ストレージも、eMMCではなくSSDとなっており、特に読み書きにストレスは感じませんでした。
起動速度については、OSの起動時間は問題ないです。
起動後の動作安定までは若干時間がかかる気もしますが、許容範囲です。
ただし、タブレット端末と考えた場合は、iPadやAndroidタブレットは常時スリープ状態で待機しているのに対し、SurfaceはあくまでもWindows PCの1つなので、比べるとどうしても時間はかかります。
スマートフォンやタブレットのように、ボタンを押すとすぐに起動、のようなイメージだと、少し遅く感じるかもしれません。
使ってみた簡単な感想
これまで、外出時には別のモバイル用ノートPCを使っていました。
こちらも超軽量で持ち運びはとても楽だったのですが、やはりNWはWi-Fiありきになるので、Wi-Fi環境がないところでも気軽に利用できるという点では、外でPCを使う心理的なハードルが下がった気がします。
特に今回は車内で移動中に利用できることを念頭に、タブレットとしても利用できること端末を求めていたので、目的は十分に果たせています。
一方で、一般的なノートPCと使うにはやや低スペックです。
USB Cポートで拡張しながら利用することもできますが、複数のアプリ等を同時に動かすにはスペック不足感は否めません。
また、一般的なモバイル用ノートPCでも13インチ程度なので、10.5インチの本機をメインで使うには少し小さすぎる印象です。
やはりモバイル用の端末として使うのが精いっぱい、というところです。
最後に
現在はSurface Go 3という後継端末が発売されています。
私は都合よく中古でよさそうな端末を見つけましたが、今後新しく買う場合は主にGo 3を買うことになると思います。
こちらはCPUなどは新しくなっているものの、基本的な外観等はSurface Go 2のマイナーバージョンアップのようです。
また、今回eSIMに楽天モバイルを設定しましたが、2022年5月の発表で、楽天モバイルの基本料0円プランが2022年7月に廃止されるようです。
(設定した直後の発表でした)
外出先でeSIMでも通信可能なようにとのことで購入しましたが、やはりメインはWi-Fi環境となるため、eSIMはあくまでWi-Fi環境がない時用の想定です。
今後どの通信業者のeSIM契約が最もコストパフォーマンスがよいかを含め、契約を見直していきたいと思っています。
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